2021年9月10日
動物の管理で利用するRFIDタグについて
RFIDタグは、倉庫や入退室などの場面で使用されるイメージが強いかもしれませんが、実は牧場や動物園、水族館などで動物の管理にもよく使われています。この記事では、動物の管理におけるRFIDタグの活用方法についてご紹介します。
動物の管理におけるRFIDタグの活用方法
動物の管理にRFIDタグを導入することで以下のメリットが実現できます。
・家畜の個体情報の管理
数多くの家畜を管理する場合、家畜の出生日と出荷日の把握はかなり時間がかかります。
特に牛のような単価が高い家畜に対して、丁寧に一匹一匹の確認が必要となります。
牧場などでは色付きのバンドで管理する場合は多いですが、バンドの色分け、記録などにもかなり手間がかかります。
ここでRFIDタグを導入することで、これらの管理の手間を削減することが可能です。
家畜に付けたRFIDタグで出生・出荷日などの情報を管理すると、RFIDリーダーで簡単に確認することが可能になり、確認の手間を省くことが可能です。
また、識別番号を付けることで、病気や体調不良の個体の識別も簡単に区別できるようになります。
・所有権トラブルの回避
羊、牛や鳩などの家畜は、健康、品質などのため、定期的に檻やケージから外に出すことがあります。
しかしこういった外に出した際に、他人所有の牧場・群れに紛れ込んでしまうケースがあります。
この場合家畜の所有権に巡るトラブルが生じることになり、費用・時間の損失が出る可能があります。
しかし家畜にRFIDタグを付けることで、牧場・所有者の名前を管理することができ、RFIDリーダーで簡単に確認できますので、こうした所有権のトラブルを回避する効果を期待することができます。
・群れの管理
ペンギン・羊などの動物は群れで移動する習性を持っています。こうした習性を利用することで動物の管理がより簡単になります。
例えば群れのリーダーを檻の中に置くことで、他の動物は自発的に檻に戻ります。
こうした場合にリーダー個体にRFIDタグを付けることで、いつでも簡単に他の個体を区別することが可能ですので、群れ全体の管理がしやすくなります。
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