2021年9月27日
緊急事態宣言も明けますが、感染拡大しないように個々で継続して注意をする日々は続きそうですね…。
RFID関連の動きについても徐々に活気が出始めているのではと勝手に期待しております。
では本日のRFIDニュースです。 2021年9月25日~2021年9月29日までのニュースが中心です。 RFIDの新商品や新ソリューションを積極的に掲載していきますので、 新しいニュースがあれば是非編集部あてにご連絡ください。
本日は国内のニュース3本、海外のニュース4本となります。
今週は様々なニュースを拾えたなと感じております!
【国内のニュース】
●ブロックチェーンで履歴管理。総合商社が「食品のSDGs」に挑む
⇒三井物産とNTTコミュニケーションズが物流におけるデジタル変革(DX)のシステムを実証中。商品にICタグを付け、メーカーから倉庫、小売店までの流通経路を把握する目的としています。。食品ロスの削減や需要予測などに活用を将来的には検討しているようです。
●JR西日本とソフトバンク、「自動運転・隊列走行BRT」の実証実験を開始
⇒自動運転と隊列走行の実証実験を開始し、この実証実験では自動運転で使用する技術のほとんどを搭載して実験を行うようです。
実証実験のスケジュールは、今年10月に機能試験を開始し、来春に隊列走行の試験/乗降場の正着制御や遠隔コントロール、翌2023年に専用テストコースでの技術確立を目標とされております。
私自身、すべてをウォッチできておりませんでしたが、全国各地で様々な実証実験やテスト走行がされているのだなと感じております。
●電池レスのIoTセンシング・ラベルで棚卸不要のリアルタイム在庫管理や商品状態の情報収集を可能に -Wiliot社とスマートリテールで協業-
⇒株式会社サトーとイスラエルのWilliot社がリテール分野におけるIoT化に関する契約を締結しました。Williot社のタグは、電池レスの小型Bluetoothタグとなり、取り付けられたモノの位置、温度、動き、容量の変化などが検知可能となっております。
2021年に小売店舗内でのリアルタイムでの在庫管理の実証実験を行い、翌2022年にソリューションの商用化、適用店舗の拡大を行う予定です。
サトーさんは、以前からWilliot社製品に力を入れていたイメージですが、さらに進んだ印象です。
【海外のニュース】
●(英語記事)RFID on Pharma Bottles Tracks Beyond Point of Sale, to Point of Use
⇒米国では現在11%の病院がRFIDを採用しており、RFIDの普及が進んでいるとFresenius Kabi社が進んでいる。RFIDによる医薬品在庫の追跡を開始し、手作業によるプロセスを廃止を目的としています。
日本でも病院でのRFID活用事例は良く目にしますが、海外での事例も医療系が増えてきている印象です。海外の事例には積極的に目を通していきたい事例です。
●(英語記事)Beverage Company Uses NFC to Ensure Product Authenticity
⇒酒類メーカーのRomaが、ブラジルの蒸留酒のCachacaのブランドと買い物客を結びつけるためにAvery Dennison社のNFCタグ技術を採用しております。ブランドを身近に感じ、飲料品の信頼を保証することを目的としております。
ヨーロッパでのワインの開封検知などでは、NFCタグが使用されている印象でしたが、Cachacaでの利用など国を超えてRFIDの利用は広がっているのだなという印象です。
●(英語記事)U.K. NFC Pilot Focuses on Recycling
⇒PragmatIC社のフレキシブルICが、食品や飲料品のパッケージに組み込まれ、再利用可能な容器とリサイクル可能な容器の両方を管理します。
大量のNFCタグを手頃な価格で持続的に展開することを目的としています。
当社ご紹介のTalkin’ things社もPragmatIC社のICを使用したモデルを展開に向けて動いておりますので、進展ありましたらこちらでご報告いたします。
●(英語記事)AIPIA Degitalization in Packaging
⇒スマートパッケージングソリューションの展示会(ヨーロッパでの開催)が今年もオンラインにて開催されます!
日本時間では、夜中から明け方での開催となりますが、昨年は録画が後日繰り返し視聴可能となっておりましたので、ぜひご興味ある方はご参加してみてはいかがでしょうか(登録には費用がかかります。詳細は上記リンクにて)
当社でご紹介しているTalkin’things社もSession開催を予定しております。